「ローン返済でお困りの方」は「任意売却」がオススメ

「任意売却」とは、住宅ローンの返済が滞ってしまった場合でも、競売にかけられる前に、一般的な不動産の売却方法に近い形で売却できる選択肢です。

住宅ローンを利用するとき、債権者である金融機関はローンの返済が滞った時の備えとして抵当権を設定します。そして万一債務者が住宅ローンの返済ができなくなった場合に、金融機関は抵当権として設定された対象物件を差し押さえ、競売にかけて資金を回収しようとします。

競売になった場合、競売の権限は金融機関にあるため、通常物件所有者様の意向は反映されません。売却価格は一般的な不動産相場よりもかなり低い価格で売却されてしまうため、ローン残債の返済はほとんど解消しません。

そこで、競売にかけられる前に「任意売却」を選択することができます。任意売却を選択すると、金融機関が物件に設定した抵当権は解除され、不動産会社が金融機関と物件所有者様との間に入って調整し、一般の不動産市場で競売よりも有利な値段での不動産売却を目指します。より高額で物件が売却できれば、ローン残債の返済やその後の生活再建を目指すことができます。

ただし、後述しますが、任意売却には着手できるタイムリミットがありますので、注意してください。

任意売却5つのメリット